カテゴリ:砂丘館( 58 )

海、
というものをずいぶん見ていないことに気づいた。
海、
の近くに住みながら。
e0138627_2152484.jpg

見ているつもりでいても、それは、どこかに行く途中の車窓からで、
いつも、通りすがりの海、なのだったと、
海、そのもののような作品『waves』を見て、思った。

——————————————————
特別展示 mikkyoz 記録・記憶
——————————————————
2012年1月11日(水)〜22日(日)
9〜21時 月曜休館 観覧無料
会場:砂丘館 蔵ギャラリー

mikkyozのお二人は新潟を拠点に活動している。
Noismの制作スタッフとして『ホフマン物語』でも映像を手がけた遠藤龍さんと、音響を山倉淳さんが担当する。
今回の写真と映像作品も、新潟の小針浜や古町の町並みが被写体である。

e0138627_216730.jpg

いつかどこかで、あるいは身近に何度も、目にしたことのある風景でありながら、自分の目線とは違う誰かのフレームでそれを見ると、はじめて出会ったようで驚く。

“記憶”とはきわめて個人的なものだけれど、それが“記録”というカタチになったとき、ほんのわずかであったとしてもはじめて、他者と共有することができるのかもしれない。

O氏いわく「瞑想空間」のような会場で、若いお二人の感性に、身をゆだねてみてほしい。
(小)
by niigata-eya | 2012-01-14 02:18 | 砂丘館
e0138627_2244334.jpg


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
末松正樹の時代展
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2011年10月4日〜11月6日(日)
9時〜21時 月曜休館 観覧無料
会場:砂丘館(旧 日本銀行新潟支店長役宅)
住所:新潟市中央区西大畑町5218−1
休館日:月曜日(10/10は開館)、10/11、11/4


末松正樹は1908年新発田市出身。
父の転勤にともない各地を転々としたのち、東京でノイエタンツ(ドイツの前衛舞踊)に出会い、フランスで日本の舞踊を紹介する公演のため、舞踊団の一員として渡欧します。

ところが、渡欧して間もなく第二次世界大戦が勃発。
多くの日本人が帰国する中、末松はマルセイユ領事館に職を得、ドイツ占領下のフランスに留まりますが、大戦末期、スペインへの脱出を図る途中で国境近くのペルピニャンで捕まり、抑留生活を送ることになります。
この抑留生活のなかで、末松は絵を描き始めました。
描いたのは舞踊するダンサー。
膨大なスケッチは次第に混沌とした線とトーンの生命体へと変容していき、抽象化していきました。

会場では、その変化の過程が記録されたスケッチを中心に、戦後に描かれた油絵と資料を展示し、「戦争」という時代に生きた一人の抽象画家の人生をだどります。
e0138627_22445636.jpg

◆関連イベント
□講演会1
「戦争と人間 末松正樹のこと」司修(画家・小説家)
10月8日(土)16:00~ 
参加料1,000円 定員50名 要申込

□講演会2
「父・あれこれ」香山マリエ(末松正樹長女)
10月22日(土)15:00~ 
参加料500円 直接会場へ

□平原慎太郎ダンスパフォーマンス「群像(原始への郷愁)」
10月15日(土)16:00~、19:00~ 16日(日)14:00~
参加料一般1,800円 大学・高校生1,200円 小・中学生800円
定員各回20名 要申込
詳細はHPをご覧下さい。

◆ほか
同じ時期、東京で開催中の展覧会情報です。
「末松正樹 未発表小品展」
10.24-29
ギャラリー川船


末松は少年時代を砂丘館のある、ここ新潟市・西大畑でも過ごしていました。
ひとつの時代に思いを馳せながら、ゆっくりご覧いただけたなら幸いです。
(小)
e0138627_2044623.jpg

by niigata-eya | 2011-10-07 22:51 | 砂丘館
常設展で石原けいこさんの絵が掛けてあると聞いて、日が暮れた砂丘館を訪ねた。
色味が刻々と沈んでいく夕方の砂丘館は、ほの明るい自然光が電灯と溶け合っていた。
e0138627_2159412.jpg

蔵で。
e0138627_21541872.jpg

e0138627_21544453.jpg



2階には緑川俊一さんの絵も。
e0138627_21555398.jpg

蔵の入り口には、新たに看板がついていた。
ことんと。
e0138627_21552786.jpg


座敷へ。
全部のお部屋に明かりがついているのではないのが、新鮮であった。
e0138627_21572896.jpg

e0138627_21575927.jpg

e0138627_21592077.jpg

玄関からはいってすぐの応接間には、つい先日まで佐佐木實さんの書が掛けてあったが、今日は高良真木さんの油彩に替わっていた。
(I)
by niigata-eya | 2011-09-14 22:15 | 砂丘館

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
特別展示 
渡辺康文の写真「縁(えにし)の仏様」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2011年8月30日(火)~9月11日(日)
9時〜21時 月曜休館 観覧無料
会場:砂丘館(旧 日本銀行新潟支店長役宅)
住所:新潟市中央区西大畑町5218−1
※最終日15時終了。ご注意ください。

●本サイトの画像に関し無断転載を固くお断り致します●
e0138627_20134814.jpg

e0138627_20142194.jpg

by niigata-eya | 2011-09-07 20:17 | 砂丘館
e0138627_2042280.jpg

e0138627_20405533.jpg

砂丘館では、現在「平賀壯太と父・平賀洗一・・・そして南魚沼・六日町の文化の一断面」展を開催中です。


平賀壯太さんは現在75歳。
分子生物学者として活躍したのち、70代を過ぎてから本格的に創作を再開された異色の経歴の持ち主です。
近作のタイトルを挙げてみると、
「サイとスイカの予期せぬ遭遇」
「紀元前2550年のサバクトビバッタ」
「メコンデルタの雌鳥たち」
などなど…
作品はユニークなモチーフと鮮やかな色彩、そして確かな描写力で、見る人をはっと惹きつけるフレッシュな魅力にあふれています。

少年時代より、父・洗一から「人の真似をするな。人のしないことをしろ。」と口癖のように言われていた通り、科学と芸術の道で迷いつつも選んだ科学の道で世界的な業績を残しながら、そこにとどまることなく画家として新たな境地を探る壯太さんの絵は、気負いがなく、とらわれず、若々しく、生来の明るさとユーモアが持つ小気味よく弾むようなリズムが見る人を元気にしてくれます。

「思いわずらうことなく、たのしく生きよ」

絵からはそんな言葉が聞こえてきそう。
暑い日や大雨や不安定な日が続きますが、ぜひ、心のリフレッシュに砂丘館を訪れてみて下さい。
(小)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
平賀壯太と父・平賀洗一
 ・・・そして南魚沼・六日町の文化の一断面

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
開催中〜8月28日(日)まで 
9時〜21時 月曜休館 観覧無料
会場:砂丘館(旧 日本銀行新潟支店長役宅)
住所:新潟市中央区西大畑町5218−1
sakyukan@bz03.plala.or.jp

*会場では他にも父・洗一氏が昭和初期に制作した前衛的な映像作品も上映。
また、平賀父子と交流のあった作家・上野誠や長谷川正巳、たべ画廊・田部直枝などを通し一地方都市・六日町における生きた文化の姿を紹介しています。

◆平賀洗一 映像作品上映(女性美をテーマにした実験的な映像作品です)
 時間:平日11〜15時、土日祝10〜16時
 上映作品:「診察室」、「ながれ」(昭和11年)、「海女 へぐら島」(昭和12年)

◆平賀壯太 講演会 「父・平賀洗一を語る」
 8月7日(日)14:00〜15:30
 参加費:500円 ※予約不要、直接会場へ
by niigata-eya | 2011-07-30 20:51 | 砂丘館
新潟絵屋に先がけて、砂丘館での「高田洋一展」がはじまりました。
金属などを使った巨大なパブリックアートも多数手がける高田さんですが、今回の展示は砂丘館の和風建築の空間に合わせ、和紙や竹籤、石やドウダンツツジの枝など、自然の素材を使って制作された作品がならんでいます。
e0138627_1641564.jpg

e0138627_16412464.jpg

慎重に梱包され、作家手ずから運び、設置した立体の作品は、風に出会ってはじめて息を吹きこまれます。
空気のわずかな動きに反応して、そよぎ、ゆらぎ、うかぶように舞い上がったり、くるくるとまわったり・・・。

造形的なうつくしさにとどまらない風めぐる空間との出会いを、ぜひ体感してみてください。
しずかで、深く、ゆっくりとした時間が流れています。
(小)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
高田洋一展  風と出会った日−未来の思い出
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
6月3日(金)−7月3日(日) 月曜休館、観覧無料
会場:砂丘館(旧 日本銀行新潟支店長役宅)
住所:新潟市中央区西大畑町5218−1
sakyukan@bz03.plala.or.jp

+ギャラリートーク
 6月18日(土)14時〜 高田洋一さんをお招きします。
 参加費:500円(予約不要、直接会場へ)

+作品の一部をyoutubeでもご覧いただけます。
 〜コチラから〜


e0138627_16422692.jpg

by niigata-eya | 2011-06-08 16:47 | 砂丘館
e0138627_2350197.jpg

                        (写真:蔵/一階)
砂丘館にて開催中。
会期:2011年2月18日(金)~3月21日(月・春分の日)

栗田宏さんの旧作を見て、華雪さんが作品(書)を制作しました。
華雪さんの新作が、栗田さんの作品の合間にあります。
栗田さんの絵は写真(奥の壁面の2点)では見えませんが、実際のところ、そうではありません。

華雪さんが数年前に書き残したテキスト「」の抜粋が、応接室、書斎、3つの座敷、奥座敷などのところどころにありました。
それは、栗田さんの作品を見た際の記憶を綴ったものでした。
お部屋や廊下を歩き、立ち止まり、作品を見つめ、パネルを読み進めながら、華雪さんを通して見えてくる栗田さんの絵を感じていました。

蔵へと進み、二階でひとりきりになりました。
それまでに見てきたふたりの作品が、最後の場所にやってきて大きく膨らみ迫ってきました。
インパクトのある展示でした。
いまはその余音に耳を傾けているような感じです。

タイトルには、この展覧会がよく現れています。

会場の一室では、前述の二人展とはまた別な、特別展示「華雪・坂口綱男 安吾の『私』を歩く」(「まちなかの文学を歩く」関連展示)を3/21まで開催中。

砂丘館は朝9時から夜9時まで開館しています。
さまざまな光の中で、展覧会をたのしんでください。
(I)
by niigata-eya | 2011-02-22 23:59 | 砂丘館
e0138627_17165892.jpg

斎藤ゆうさんのガラス作品を窓辺に置き、白い紫陽花を活けてもらいました。
夏の窓辺に涼気が漂います。砂丘館にて。(O)
by niigata-eya | 2009-06-23 17:19 | 砂丘館
e0138627_1432425.jpg

砂丘館で春夏秋冬に開かれる「日本茶教室」では煎茶の茶会を楽しみながら、床の間に掛けた油彩画や水彩画についておしゃべりさせてもらっています。
これはこの春のお茶会で飾らせていただいた林哲夫の油彩「雲」(別のところでも紹介した絵です)。
ちょっと高めに掛けたら、本当に浮かんでいるみたいでした。(O)
by niigata-eya | 2009-04-28 14:07 | 砂丘館
e0138627_4222038.jpg


砂丘館小林春規展。平野の風景、地平線が揃うように段違いに掛けてみました。
大地がエレベーターに乗って上下しているようです。(O)
by niigata-eya | 2008-11-12 04:26 | 砂丘館