2016.10③ピーター・ミラー 白石ちえこ

10/22-30

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通りからも見える看板は、作家が書くならわし。
予告しないことも通例で展示作業の最後にこれを書いてもらう。

今回は二人展。
字もふたりが書いた。

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写真銅版画のピーター・ミラー
ぞうきんがけの白石ちえこ
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白石さんの作品を前に、知人のSさんが話し始めた。

東京生まれのとある人が新潟から大阪へ向かい、そこから船に乗って上海へ渡り、ユーラシア大陸をユーゴスラビアまで約2年旅して、いまは新潟にいる。その人がなぜ旅に出たのかよりも、なぜ旅から帰ってきたのかを聞いてみたいと。Sさんは山登りがすきで、とりわけひとりで登るのが好ましい。穂高から300m滑落したこともあり、手術し、リハビリして、その後はスキューバーダイビングを始めたこと、それもやはりひとりで潜るのがすきなこと、深く潜るほど視界が暗くなっていくことをお話しされた。気圧の違いで、深い程酸素ボンベは減りが早いという。日の光は潜るにつれ遠く、ますますひとりになる。素人は30mよりも深く潜ってはいけないのに、もっと行ってみたくなる。それを振り払い、光の差す方へ引き返し、いまにここにいるという話を。
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10/23に砂丘館で開催したギャラリートークでは、「写真銅版画」「ぞうきんがけ」の技法解説を交えながら、それに出会うまでのことをそれぞれに話してもらい、大倉がふたりに興味を持った根本のところに迫っていった。トークが進むにつれ、ふたりの共通点が見つかり、それがなにか鍵のようにも思われた。個展を開催するたびに、訪れた方が自分の体験を話されるという点、お互いに旅好きであること。実のところ、ふたりは展示の日が初対面で、作品もお互いに知らなかったのだ。
ピーターさんは、先に新潟をあとにした。工房は鎌倉にあるけれど、高知へと向かった。現在高知県でも展覧会をされているのだ。今日はピーターさんから毎日新聞の記事が届いた。メールには、「作品は、住宅と事務所に飾ると嬉しくなる。」とあった。
(I)
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10/23砂丘館にて 中央:ピーター・ミラー 右:白石ちえこ

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by niigata-eya | 2016-10-27 13:27 | 今月の土壁