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縄文の力

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かつて、人間は大地に根をはり、生活していた。
土の上に居を構え、裸足で野を駆け、獣を狩り、土器を作り、土からとれたものを食べ、そうしてできた心身で、子を産み、育て、また土に還っていった。
身体の中にみなぎる、抗いがたい強さをもった、大地の生命力そのもののエネルギーで。

震災後、あちこちで、「縄文」のことばを聞くようになった。
自然と人間の暮らしが乖離する現代で、いま見直される縄文の、始原の、力。

新潟で長く活動を続ける関根哲男さんと、鶴巻加代さんの作品から受けた印象も、まさにその縄文のエネルギーを彷彿とさせるものであった。

地の中で静かに、強く、有形無形の生命がうごめく関根さんの作品。
産小屋の内部のように、生命を生み出すものの、濃く、熱い力が満ちてうずまく、鶴巻さんの作品。
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男性と女性、
いまでは平等といわれる二つの異なる性のエネルギーの対比が、蔵の1階と2階で思いもかけず、感じられる空間にもなっている。
(小)


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特別展示
関根哲男・鶴巻加代 噴出するエネルギー
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11.20(火)〜12.2(日)
9時〜21時 休館日:月曜日、11/27(火)
会場:砂丘館・蔵

*関根哲男—2009-11年の「原生」シリーズ7点、
 鶴巻加代—2000-12年の油彩を中心に18点
を展示しています。
by niigata-eya | 2012-11-23 02:15