今月の土壁2011.11①
(2011.11.2-10 於:新潟絵屋)
吉永さんの作品は版画。
色は白、グレー、黄が使われており、シンプルでおしゃれな印象を受ける。
絵屋便(絵屋の月刊案内状)やHPで掲載していた作品「settlement」(↑)の白い部分が、実物を見て、紙の色だと分かった。
絵が違って見えた。
「甘い匂いがするよ」
と、あるお客さんに言われた。
「ほんとうに蜂蜜を使っているでしょう?」
ほんとうには蜂蜜を使っていないけれど、そう思えるのは不思議で面白い。
(I)
11.15記
展覧会が終わってからも、絵は心に残る。
吉永さんの絵はうっすらとしたトーンの色味や表面の質感が魅力的だった。
会場では、絵が掛かっていない一角にスポットを当てていた。
絵を見た残像が、光の中心にあるような気がして、それも面白かった。