人気ブログランキング | 話題のタグを見る
窓際_e0138627_1472018.jpg


以前は劇場内の壁面に掛けられていたこの絵。
場内が明るいうちから正しく座席に落ち着く日のこと。
好きな場所に荷物を置き、ドアが閉じるまで絵と過ごすことがあった。
絵はしばらく前に移動して、通りに面した大きなウインドウのそばに落ち着いた。
モーニングで「パチャママのおくりもの」を見た日、開場前の時間をいちごをかじりながら絵と過ごした。
( I )

絵:小林寿一郎「からすのダンス」(木口木版画)
シネ・ウインド ライブラリーにて
今月の土壁2010.3③_e0138627_15432516.jpg

今月の土壁2010.3③_e0138627_1543966.jpg


中島佳秀展「平らな場所」(2010.3.22-30)
於:新潟絵屋

平らな場所を思いながら、9日間過ごしてみます。
はじまりました。

今月の土壁2010.3③_e0138627_15423739.jpg

3月22日開店直前。

( I )
# by niigata-eya | 2010-03-23 16:00 | 今月の土壁
千葉の藤原祥さんのアトリエを訪ねた。
そこでは完成した作品と、その過程にあるものとが混在していた。

アトリエ_e0138627_15471835.jpg


アトリエの一角。
アトリエ_e0138627_1611848.jpg


見上げると。
アトリエ_e0138627_1615384.jpg


日当りのいいお部屋だそうだ。
その日も、差し込む光が心地よかった。
( I )

*藤原祥さんの展覧会は2010年5月中旬に予定
絵屋便2010年の表紙は、華雪さんの書を綴っている。
はなす_e0138627_1344241.jpg

シリーズ『十二』連載4回目は

「はなす」

であった。
「はなす」は
「はなす」で
「話す」で
「放す」。

これまで、ほかに3つの作品が届いている。
どこかへと一歩一歩進み行くような感覚がある。

はなす_e0138627_1345929.jpg


作品が届くと、すぐさま掛けたくなる。
場所はどこにするか。
よく考える時もある。
何げなく、なこともある。

たとえば、
「はなす」の撮影はこんな風であった。
はなす_e0138627_1328515.jpg

足もとだから、生活する上では危なっかしい。
撮影のあと間もなくこの場所から外してしまったが、この眺めが気に入っていた。

見慣れた場所に何かが加わると、違う風になるのが好きだ。
「はなす」を掛けて撮影した短い時間の前後。
風景は変わらないのに何かが違う、そういう新鮮力のおかげで日々が気持ちいい。

( I )
梅田恭子さんの展覧会では、写真をあまり撮れなかった。
その「あまり」を具体的に書くと、2枚だけ、撮った。
(今月の土壁①はOさんが撮影)

2枚は、作者の梅田恭子さんと、同じ苗字の千代さんの記念写真。
別なアングルからもう1枚。
それで2枚。

何か撮れなかった。

10日のうちに、作品たちは壁から、テーブルから、撤収しまとめ梱包された「荷物」になった。
作品は「0」のつく日に撤収される。
撤収の日はある部分を停止しないと、とてもできない。
絵屋は「1」のつく日に休み、その日、新しい展示作業が行われる。
空気が入れ替わる。

3月11日。
部屋の空気は、搬入のときに戻った。
外に置く立て看板のシートを入れ替えに行くと、梅田さんのシートが残っていた。
それを撮りたいと思った。

3月12日。
作品は作者の元へ無事に届いたそうだ。
よかった。
( I )
おわって_e0138627_19413158.jpg
おわって_e0138627_19414592.jpg