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渡辺富栄日本画展がはじまりました。
長く日本画を描いて来られた渡辺さんですが、中でも、働く人を描いた作品に大きな魅力を感じた絵屋の小見秀男が、今回の展覧会を企画しました。
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土壁の作品 左「船を造る人々 掃海船建造・新年仕事始め」2011
右「船を造る人々 チームワーク」2012
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「船を作る人々 甲板補修」2007
下はそのデッサンと下絵
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今回は下絵やデッサンも展示しております。
渡辺さんは、こんな風に舞台裏をお見せするようなことはして来られなかったそうですが、私たちのみるひと目線のお願いを受け入れて下さいました。
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左・「船を造る人々 陸揚げ点検」2016
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「船を造る人々 塗装」2011
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そして、椿や牡丹、静物なども。1989〜2012年の作品です。
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「少女」1989

長い画歴の中で、船を造る人々のシリーズのはじまりは約20年前に遡ります。
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1/23には新潟日報さんの取材を受け、翌日に掲載されました。
記者のWさん、ありがとうございます。

今日は、とあるお客様から「新潟県民手帳」を見せていただきました。
手帳のはじまりに、渡辺さんの絵が。
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ギャラリートークではいろいろお聞きしたいと思います。

ギャラリートーク 1/25(水)19時〜 
渡辺富栄×小見秀男 司会:大倉宏
500円/申込不要

(I)



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by niigata-eya | 2017-01-24 11:34 | 今月の土壁
1/8-18
2017年最初の展覧会は、昨年「絵屋便」(新潟絵屋の案内状)で表紙絵を連載していただいた小林春規さんの個展です。
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「初冠雪」
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「日の出」
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「雪の夜ー古町ー」「猫柳」
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「春の海」「雪の夜ー古町ー」
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「晩夏」「灯明」「天の川」「早苗田」
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「雨」「晩夏」
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「初冠雪」「破蓮」「居酒屋」「雨」
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「居酒屋」は、絵屋のお近く、こんぴら通りの新ことりさんです。
やきとり、おでん
のところ、ほのかに赤みがさしています。

そして、京都の景色16点。
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川面の近影

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実は、今回、京都の景色は2002年〜2017年までの1点ずつを展示しています。
春規さんは、学生時代と表具の修行で、長く京都で過ごされました。
故郷の新潟へ移ってからも、京都は折々で絵のモチーフになってきました。
展示では季節を巡る風に並べてみましたが、ここでは、2002年から2017年まで順番に並べて、春規さんに流れた16年を辿ってみます。

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「野菜売ー鷹ヶ峯ー」2002
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「暮雪ー八坂ノ塔ー」2003
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「雪の鞍馬街道」2004
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「高瀬川 一之舟入」2005
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「石蕗ー圓徳院ー」2006
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「除夜の鐘ー知恩院ー」2007
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「初雪ー湯波半ー」2008
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「顔見世ー南座ー」2009
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「光悦寺ー鷹ヶ峯ー」2010
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「鴨川ー三条河原ー」2011
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「疎水の春ー哲学の道ー」2012
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「先斗町歌舞練場」2013
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「紅葉ー真如堂ー」2014
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「山門とタワー」2015
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「八坂ノ塔ー法観寺ー」2016
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「大楠ー青蓮院ー」2017



















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by niigata-eya | 2017-01-18 15:06 | 今月の土壁
1月の砂丘館が遠藤龍とleによるユニット、mikkyozの<映像+音響>を蔵の2階で「展示」するようになって、6年になる。

去年もよかったけれど、今年のそれは、個人的にぐっときた。

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個人的に、というのは去年の後半、昭和46年刊の『低湿地』(籠瀬良明)という本を古書で求めて読みふけり、低湿地関連の記述をインターネットでずいぶん検索し、その後では河岡武春の『海の民』(昭和62年刊)なども読み、振り返ってみると、水をめぐって読書し、あれこれと思いをめぐらした数ヶ月があった。

その経験が、出だしから呼び覚まされた。

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じりじりという音とともに現れる水面。
水たまりのある野道。
すすきの広がる原っぱ。

明らかに低湿地の気配が濃厚な映像が続き、急に疾駆する窓から見た新潟の夕空に切り替わり、その後は動く窓からの主に都市の映像(フロントグラスは雨で濡れている)と自然の映像が交錯していくのだが、全編に濃厚な水の気配が漂い続ける。

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気配どころではない、川や川岸や雨や水たまりが次々と現れて、夜の人工照明が渾沌と入り乱れる映像を経て、最後は……

これから見る人もあるだろうから、はっきりとは書かないけれど、終わったあとに、(リピートするので)また灰色の壁に最初の水面が幻影のように現れる。


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冬の暗夜の風のようにも、休みなく操業し続ける工場のうなり声のようにも聞える音が、水のイメージから遠いようで、映像の水の匂いを、なぜか際立たせるように感じられる。

水は、これまでのmikkyozの映像にも頻出してきた。
目新しいわけではないのだが…、今年のそれはすごくしみる。
これまでのものに比べると、コンピューター処理の技巧が見ていてあまり意識されないこととも関係があるのだろうか、などと考えるけれど、よくは分からない。

以下は映像の説明ではなく、この映像から呼び覚まされた私の感懐だが、新潟の土地=平野はかつては水であった。海であった時代があり、砂丘の堰に塞かれて無数の潟が広がった時があり、それらが広大な田園に変わり、次いでその田が埋められて、町に、都市になった時代があった。
その一連の経過を<水との闘い>と呼んだ人もあるけれど、本当に、ほんとうに、人は水と闘ってきたのだろうか、という疑問が、
このところずっと頭を離れないのだ。

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これ以上書くと、mikkyozの映像+音から離れてしまいそうなのでやめておく。
けれど、水の映像絵巻の続く蔵の2階に身を置いていたら、なぜか、答えの容易には見つからないその疑問へ、力強く連れ返されるとともに、

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それに立ち向かう勇気を、吹き込まれた。                        (O)

特別展示  mikkyoz011 1月15日まで
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