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8/22-30
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▲土壁の作品:「白い襞」(2007年/バライタ/ヴィンテージプリント 各18万円)
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▲右「水の記憶」2000年 タイプC 15万円
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▲「薄い羽」1996年 バライタ ヴィンテージプリント 15万円
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▲「ホタルイカ」シリーズ シート各1.5万円 額別途3,900円
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▲左「羽毛」1996年 バライタ ヴィンテージプリント 15万円
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▲「流転」2006年 バライタ ヴィンテージプリント 各8万円
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上の3点「IKAROS」2009年 タイプC ヴィンテージプリント 各10万円
下の2点「IKAROS」2009年 サイアノタイプ ヴィンテージプリント 2〜6万円

フォトグラムという技法で表された、作品群。
ほかにも「ホタル」「発光」「グラス」「青い葉」など。
1989年〜2009年までのシリーズをさまざま展示しています。

8/23 技法のひとつ「サイアノタイプ」を体験するワークショップを行いました。
会場:新潟市美術館・実習室およびそのテラス
幸い天候に恵まれ、お日さまの光(紫外線)で感光させることができました。
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黄色い薬品を水彩紙に塗り、モチーフを乗せて太陽の下へ。
黄色がじわじわとグレーに変化。
それを水に入れると、もやもやと色が溶け出し、鮮やかな青に!
紫外線を当てる時間が短いと淡い青になる、それを試した方もいました。
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8/22 初日にはギャラリ―トークを。
会場:新潟絵屋
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惜しみなく、制作方法を伝えてくれる西村さん(中央)。右:石井仁志さん(企画者) 
意外なものが小道具に使われていたりします。
「流転」シリーズ誕生のお話では、西村さんの美意識やお人柄をもっとも感じることができました。
(I)

▶次に西村さんがいらっしゃる日
8/27(午前はこども創造センターでワークショップ)
8/28
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by niigata-eya | 2015-08-24 21:30 | 今月の土壁
8/19は午前に俳句の会、午後にドロイーイングワークを行いました。
俳句の案内人は田代草猫。
今回のタイトルは「俳句 それは問いなのか答えなのか」でした。
俳句には「5.7.5」で表す、季語を使う、などのルールがありますが、その中でぴったりくる言葉を探すのはパズルのようでもあり、普段使わないところを伸ばすストレッチ体操のようでもありました。
田代さんは「思ったままを、情景を、ただ素直に」とアドバイス。
思ったままをつなげて、「不思議だな」と詠んだ句には、その場合は「不思議だな」とは詠まないと指摘。
ではどうしたらよいか、参加者みんなで考えました。
結局その場では見つからず。
いい宿題になったかもしれません。
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午後はSKETCH NOTE 松尾和夏さんを案内人に、ドローイングワーク「星を縫う」を行いました。
画廊の壁面にのこる無数のピンの跡、展示の痕跡を観察し、その点を写し取り、星座を作るように点と点をつないでみる、というもの。
写真は、星探しの参加者。
点を探す、それを写し取る、線でつないでみる、いろをつけてみる、
作業は単純ですが、そのひとつひとつに没頭し、ひとりひとりが無心になる時間を過ごせたようです。
壁の穴は、展示ごとに増殖しています。

この日の翌日には写真展の展示作業を行いました。
出品作品は66点。平均4点で留めているので、新しい痕跡=点は250は増えました。
壁はこうして積極的に観察してみると、大きな穴や小さめな穴、鉛筆の跡や、和紙の毛羽立った所、など、部分が見えてきて面白かったです。
いずれまたこのドローイングワークをやってみたいと思いました。
(I)
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by niigata-eya | 2015-08-24 20:46 | 今月の土壁

汗をかいた皮膚には無数の汗腺がひらいていて、その奥からは無意識のうちに水分と熱が発散され、人体は体温調節を行っている。
肌の表面は、離れて見ると、平らなように見えるけれど、実は、規則正しく凸凹(隆起)している。

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一つ一つの隆起を皮丘(ひきゅう)、皮丘の間の溝を皮溝(ひこう)という。
隆起する皮膚を動かして、人は感情を伝え、ものを語る。

皮膚の一枚内側、一膜まとった内側に、水風船のように感情や思考を湛えて、人間は存在し、今日も無造作に人体を調節しながら身動きし生きている。― ― ―


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彫刻について、いままでうまく解釈ができず苦手意識があったのだが、
そんな風に人間の皮膚のことを考えていたら、すこし合点がいった。
見えるものの表皮とその奥。そのようなことについて考え続けているのが、彫刻家・榎本栄子さんの仕事だろうと思う。

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感情・思考・行為・歴史・人体の神秘をつつむ造形として、木を彫る。刻む。
そのようなことについて考え、書かれた榎本さんの「空間対位法」*はおもしろい。

自然界を造形した神の観念。生命を維持する動物的な機能を持つ口腔と、知覚し思考する目とそれにつながる脳(頭部)とのねじれ。生滅と心理、物理と心理の間にある実態のない中心。
すべてに通ずる宇宙の運動。

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そうした言葉にならないものに表皮(造形)を与えることが彫刻家の仕事ならば、あたえられた表皮を鑑賞することと、その内側にあるものを想像すること。
その二つが、彫刻を見るということなのかもしれない。

とろけるような皮膚のロダンの彫像に感情がつつまれていたように、
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わかりやすいものではないのだが、
榎本さんの造形の中にも、一筋縄ではいかない複雑な思い・思考が内包されている。

今年73歳になる榎本栄子さんの伝えたいこと。
その思いの一端は、どうぞギャラリートークで。(小)


*「空間対位法」については、会場で案内文を配布しています。


榎本栄子彫刻展―空間対位法―70年・伝えたいこと
2015年7月17日(金)~9月6日(日)
9時~21時 休館日:月曜日
会場:砂丘館ギャラリー(蔵)+一階全室

【関連イベント】
・ギャラリートーク「人体に学ぶ」
 お話:榎本栄子、聞き手:大倉宏
 8月16日(日)14時~
 参加費500円(予約不要、直接会場へ)

最終日にダンサー堀川久子さんが会場でおどります!
堀川久子独舞(榎本栄子彫刻展会場にて)
 9月6日(日)18時~
 料金1,000円 定員25名(要予約/8/30~受付開始)


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8/2-10
佐渡に通って生まれた15点。
集合体で満ちているものがあります。
今回はガラスなしで展示を。
絵屋も蒼に浸り、ゆらゆら。

海や水ということさえも消えて、いろんな風に見えてきます。
(I)
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by niigata-eya | 2015-08-08 16:12 | 今月の土壁