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個展初日に新潟に来られた平澤重信(じゅうしん)さんは、新潟絵屋の土壁のくぎ穴にたいそう感動し

まいったな

とつぶやいた。
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もっと、ボロボロになって、ほしそうでもあった。
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入口のしっくい壁の墨の跡(通称「たらりひょん」写真中央下)の形にも、ひどく感心された。
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平澤さんの絵を見ていたら、くぎ穴やら、たらりひょんやらが、そこにも
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ここにも
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あって

いい感じの「よごれ」が、しわがれた声で郷愁の歌を歌っている。
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なんのことはない

新潟絵屋の壁が、平澤重信さんの絵にそっくりなのだった。                (O)


平澤重信展 
2015年2月18日(水)〜28日(土)   新潟絵屋
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もう終わってしまった展示だけれど、村山耕二さんのガラスを、しつらえた台に並べ出したとき、夜だった。光を通す物質の美しさにふるえた。

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身体を動かすと、光がいろいろな速度で、すばやく、あるいはゆっくりと、ガラスのなかを走っていく。
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壁に野中光正さんの絵をかけたら、絵の色に照らされて、ガラスの色が見えてきた。
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ガラスはサハラ砂漠や仙台の川原の砂を溶かして生まれた。色は素材の、モノの色だという。
野中さんの絵の色も、一見強くあざやかに見えても、絵の、画像の色ではない「モノ」の色の感じがある。ガラスの色に照らされて、絵の色の隠された質が、秘密が、見えた気がした。
それらは土や紙や木でできている絵屋の色も、静かに照らしだした。 (O)

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野中光正・村山耕二2人展 
2015.2月5日(木)〜2月15日(日) 新潟絵屋
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