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毎年この時期、定点観測的につづけているmikkyozの特別展示は今年で4回目。

「見る、聞くということはどういう意味を持つのか」
をテーマに2009年から活動をする2人組は、日常生活で目にするものを題材にしつつ、写真や映像、
ノイジーな音などで、その日常を微妙にズレさせるような表現する。
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これまでの展示では、その題材や手法の何気なさ(悪く言えば凡庸さ)から、
普段、個の強い表現を見慣れているこちらとしては、少々物足りなく思うことも、正直あった。
けれど4回目の今回。
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見続けてきた効果というのか、作り手の変化なのか、くっきりとmikkyozのカラーが見えてきたような気がする。「日常」と「ズレ(異質さ)」の境にある曖昧さから凡庸さが薄れ、ありふれた題材からもきりりと作り手の視点が際立って感じられるようになった。

その違いは、題材(素材)やメニューには劇的な変化はないのに、料理の味付けがビビッドになったというのか。
分かるような、分からないような、その微妙な変化がまたmikkyozらしくもあり。
とにかく心地いい二階のソファで静かに強くなった映像を眺めながら、赤子の顔の中から人相がある日、にゅっと前に出てきたことを思い出した。
(小)

特別展示MIKKYOZ008
2015.1月21日(火)〜2月1日(日)
月曜休館 観覧無料
会場:砂丘館 ギャラリー(蔵) 1階写真展示 2階映像上映

mikkyoz HP  ※過去の映像作品もご覧いただけます
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by niigata-eya | 2015-01-31 12:42 | 砂丘館
2014年の絵屋便表紙絵(絵・蓮池もも)から、便箋が誕生しました。

新潟絵屋産便箋
15枚(3種類5枚ずつ/下敷き2種付録)
¥648

同シリーズの封筒もあります
5枚(1種)
¥432

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ご購入希望の方は▶ shop@niigata-eya.jp
+お名前
+ご住所
+部数
をお書きください。
別途送料/新潟絵屋でもお受け取りいただけます。
(I)
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by niigata-eya | 2015-01-30 17:21 | SHOP
2/1マデ開催中の「蓮池もも展」で、会期中に作家のラジオ出演がありました。

<番組のホームページより>
日本酒のラベルに酒造りにかける
人の想いが刻まれているように
人もそれぞれ大切な言葉を
胸に刻んでいるものではないでしょうか。
この番組ではそんな人の数だけある
ラベルの文字を探っていきます。


ももさんのラベルの文字は、「諸行無常」

すべてのものごとは一瞬も止まることなく変わり続ける。
それは、とてもむなしいことのようで、救いでもある。


今回のシリーズでは、「島」や「河」が現れてきました。
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白茅5号(2014夏)大倉宏「絵のなかの自然」に前回の絵のことが書かれています。
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by niigata-eya | 2015-01-30 15:22 | 今月の土壁
3人の画家の絵で12ヶ月を綴っています。
井田英夫、峰村リツ子、喜多村知。
峰村リツ子は、1907(明治40)年新潟市沼垂に生まれ、10代後半に東京へ。戦争や子育てで一時制作を中断するも再開。女性油彩画家の草分けのひとり。
一方、喜多村知(きたむらさとる)は、峰村と同じ年、旧満州大連に生を受けます。戦前の日本で美術を学び、戦中は島根県津和野に疎開。生涯、風景を描き続け、新潟では佐渡、能生、弥彦などを訪れました。
いま、新潟絵屋では、峰村リツ子さんの子である女性と交流が続いています。
その方からの投げかけに応え、この3人の構成を思いつきました。
峰村作品は裸婦を、喜多村作品は風景をセレクト。
その中で、井田英夫の絵が浮いた存在感になり、彼ならではのよさが出たと思っています。
1月は峰村リツ子。つぎの頁に井田英夫の観葉植物が、さらに次の頁に喜多村知の能生の風景が出番を待っています。

500円
12.7×18.1cm/12頁
プラスチックケース付 
壁掛/卓上どちらも可能
*喜多村知作品のセレクトや略歴編集では、山口県のあざかみ美術館さんにご協力いただきました。

引き続き販売しております。
通販をご希望の方は、お名前や送付先(新潟絵屋での受取可能)をご連絡下さい。
shop@niigata-eya.jp
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by niigata-eya | 2015-01-22 15:05 | SHOP
1/17-2/1
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「島」の連作
昨年6月の個展以降、約6ヶ月で制作されたのが今回の作品群。
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左「燃える島」(54.5×61.5cm 16万円)
右「円環島」(53.5×61.5cm 16万円)
手前「河」(40万円)
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左から
「円環島」
「島 74」(24.3×26.5cm 6万円/額付)
「決壊」(61.5×91.5cm 20万円)

お知らせ
1.ラジオ出演 1/25(日)18:45〜19:00
 FMポート「朝日山ライフステーション」(ナビゲーター遠藤麻理)
 蓮池ももさんがゲストで出演します。

2.ギャラリートーク 1/31(土)18:00〜19:00
 本展示室にて蓮池ももさんにお話を伺います。
 500円 / 申込不要
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by niigata-eya | 2015-01-20 17:06 | 今月の土壁
〜1.12(祝・月)

はじめに霧があった。
天地が分かれ、光が生まれた。
光のなかに泡がたち、泡から水が生まれた。
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200枚のSONGBOOKの最初の美しい数枚を見ていると、
そんな天地創造神話が思われてくる。
いや、これはたしかに絵という言葉で語られた、歌われる天地創造だ。
水は氷となって光を砕き、広げ、海に小さい生命たちが誕生する。
生命と生命が交わり、色が生まれ、風が、草が、運動が、春が生まれる。
世界がどんどん世界に、豊かな広がりになっていく。
絵は、それらを軽やかに、楽しげに、わくわくする物語のページをめくるように、
歌っていく。
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夜が来て、朝が訪れる。
こうして時間が生まれ、春は夏に移る。
色は温度を生み、それは私たちの体温に溶け、血管をめぐり始める。
3000枚の祈りの絵が新潟絵屋を神殿に変えて4年。
ドイツに拠点を移したアンティエ・グメルスの、
新潟の人々に宛てた、
これらはスピリチュアルな来信ー福音であるかのよう。
(大倉 宏)
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by niigata-eya | 2015-01-09 19:36 | 今月の土壁