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植物をいただくことがある。
ハーブなどは水に馴染み、やがて根が出てくる。

昨日、スタッフルームのカウンターに飾っていた植物を見て、
「生きてる?」
とつぶやいた人があった。
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(展示室の一角の、明るいところに移動して撮影)
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根は伸びるので、こうしてときどき瓶から引っ張り上げ、長さをチェックする。
伸びると嬉しい。
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(ミント)
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(バジル)
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根は出ないけれど、蔓が伸びてきた。
(風船かずら)

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9月の渡辺康文写真展「縁(えにし)の仏様」で、とあるおじいさんとおばあさんが居合わせた時のこと。
おじいさんは常連さん。
おばあさんは仏様の写真を見たくてはじめて足を運んでくださった。

おばあさんは写真を見て、「いいお顔していなさる」とつぶやいた。
おじいさんがそれに応え会話が始まった。
おばあさんは耳が遠いらしいと、途中で気がついた。
話は、ときどきはかみ合った。

「お会いできてありがたかったです」
「これも仏様のくださったご縁ですなあ。ありがたい」

「またいつかどこかで」
「達者で」

ふたりは合掌し合っていた。

この日のことが心に残った。
斯くして、ショップの藁化身(わらけしん)は、合掌しているのである。
(I)
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久松温子展-色湿-
(2011.10.22-30 於:新潟絵屋)

ブログの、この「今月の土壁」というコーナーは、前回の久松さんの展覧会からアップを始めたのだった。
それから2年。
このコーナーでは土壁を起点として、展覧会全体を記録している。

土壁の作品
左から:    「陽雨」    「温陽」
   「闇薫る」   「彩雲」
 
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入り口を飾ったのは、木版銅版を併用した作品「春の舟」。
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漆喰の作品、部分近影。
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(I)
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by niigata-eya | 2011-10-24 22:32 | 今月の土壁
内田美代子展「Viva Degustation!」
(2011.10.12-20 於:新潟絵屋)

土壁の作品
右「en duo  b」(えんどう豆)
中央「energy」(キャベツ)
左「ミッシュ ド ロデヴ」
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絵屋の入り口は、その土壁の裏側にある。
夜の「Viva Degustation!」へようこそ。
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日中に賑わった空気が、夜も残っている。
昼にはパワフルに見えた絵が、夜には夜の表情を見せてくれる。
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今回は内田さんが得意とする食にまつわる絵、そして陶の器が並んでいる。
陶は菅原洋さんの協力で、内田さんが提案した形に、内田さんの絵付けが施されている。
料理を想像したりお腹がすいたりで、誰かと一緒の食卓へ帰りたくなりました。
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帰り際にぱちり。
ひっそりとした空間が美しくて撮った。
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昼の「Viva Degustation!」へどうぞいらしてください。

おまけ
とある朝の開店前。
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弥彦の工房で陽を受けていた作品が、いつもとは違う空間を呼吸している。
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内田さん絵はどれも、モチーフへの優しいまなざしが滲む。

発表する時には絵が一番映える姿を考え、額にこだわる。
晴れ舞台を演出するお母さんみたい。
作者の愛情を受け、おめかしした作品は胸をはっている。

売約の作品たちが、それぞれ幸せに暮らしますように。
(I)
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by niigata-eya | 2011-10-13 20:44 | 今月の土壁
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末松正樹の時代展
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2011年10月4日〜11月6日(日)
9時〜21時 月曜休館 観覧無料
会場:砂丘館(旧 日本銀行新潟支店長役宅)
住所:新潟市中央区西大畑町5218−1
休館日:月曜日(10/10は開館)、10/11、11/4


末松正樹は1908年新発田市出身。
父の転勤にともない各地を転々としたのち、東京でノイエタンツ(ドイツの前衛舞踊)に出会い、フランスで日本の舞踊を紹介する公演のため、舞踊団の一員として渡欧します。

ところが、渡欧して間もなく第二次世界大戦が勃発。
多くの日本人が帰国する中、末松はマルセイユ領事館に職を得、ドイツ占領下のフランスに留まりますが、大戦末期、スペインへの脱出を図る途中で国境近くのペルピニャンで捕まり、抑留生活を送ることになります。
この抑留生活のなかで、末松は絵を描き始めました。
描いたのは舞踊するダンサー。
膨大なスケッチは次第に混沌とした線とトーンの生命体へと変容していき、抽象化していきました。

会場では、その変化の過程が記録されたスケッチを中心に、戦後に描かれた油絵と資料を展示し、「戦争」という時代に生きた一人の抽象画家の人生をだどります。
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◆関連イベント
□講演会1
「戦争と人間 末松正樹のこと」司修(画家・小説家)
10月8日(土)16:00~ 
参加料1,000円 定員50名 要申込

□講演会2
「父・あれこれ」香山マリエ(末松正樹長女)
10月22日(土)15:00~ 
参加料500円 直接会場へ

□平原慎太郎ダンスパフォーマンス「群像(原始への郷愁)」
10月15日(土)16:00~、19:00~ 16日(日)14:00~
参加料一般1,800円 大学・高校生1,200円 小・中学生800円
定員各回20名 要申込
詳細はHPをご覧下さい。

◆ほか
同じ時期、東京で開催中の展覧会情報です。
「末松正樹 未発表小品展」
10.24-29
ギャラリー川船


末松は少年時代を砂丘館のある、ここ新潟市・西大畑でも過ごしていました。
ひとつの時代に思いを馳せながら、ゆっくりご覧いただけたなら幸いです。
(小)
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by niigata-eya | 2011-10-07 22:51 | 砂丘館
「絵ことば12ヶ月」曽田文子・早川ゆーこ2人展
2011.10.2-10 於:新潟絵屋)

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入り口の漆喰の壁面から、曽田文子さんのお話「絵ことば12ヶ月」のシリーズが始まる。
土壁は早川ゆーこさんの作品。
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ここから早川ゆーこさんの「12ランド・リンドン」シリーズ。
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おふたりそれぞれのお話のシリーズと、今回のために制作された絵画の数々。
眺めるうち、明るい気持ちが湧いてきました。
(I)
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by niigata-eya | 2011-10-04 20:07 | 今月の土壁