カテゴリ:今月の土壁( 261 )

6/2-10
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ひるの光のしたで。
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外からも絵が見えるように、今回から入口が左側に変わりました。
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顔を近づけると、絵の中のドラマが感じ取れます。
一部の作品はガラスを隔てずにご覧いただけるようにしました。
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6/3(土)ギャラリートーク
左 吉田淳治さん
右 大倉。手に持っているのは、ジャケットの絵を依頼され、水彩画を再開するきっかけになったHAKASE-SUNのアルバム。
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トークでは、いくつかの水彩画資料を例に、特徴を解説。ご参加の方には、古賀春江「水絵の象徴性に就て」(「みづゑ」大正九年八月)から引用したテキストなどをお配りしました。
吉田さんには、描きたいイメージや制作のエピソード(水彩画の制作を400m走に例えたり)をお話しいただきましたが、言葉がシンプルで、はっきりしていたのが印象的でした。文章もいいです!
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おまけ
HAKASE-SUN(左)と吉田淳治さんにサインをしていただきました。
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トークのあとは、こんぴら通り・吉川酒店さん(写真左 後ろ姿)と共同で日本酒の会を企画。本展覧会に合わせ、吉川さん厳選の四銘柄を聞き酒し、作家とお客様のよき交流の場となりました。
今回は、宮崎、愛媛、東京、神奈川など遠来のお客様に多数ご来場いただきました。絵をたのしんでいる時、人と絵の間に特別な空気感がうまれます。絵をたのしむ人々の姿もまた美しい絵になっていました。(I)



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by niigata-eya | 2017-06-08 20:14 | 今月の土壁
5/12-20
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「雲水」時代を経て、「風土記」から「新・風土記」へ。
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部品同士、さぞ思いがけない出会いだろう。
それぞれに道具として働いた時間もあり、いろんな経験を積んできたはず。
裏方だった部品も表舞台に立って、あらたな一生がスタートしている。
新しい居場所に流れ着いて、どのような気持ちだろうか。
「ブリキの太鼓」「モーターサイクルダイアリーズ」など、映画から着想を得たものも。
ガラスの向こうに、なんとチャップリンが生きている!
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2012年〜14年の「斧斤・伝」「斧斤・外伝」シリーズ。
「新・風土記」と一緒に構成した今回、際立つものはなんだろう。
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2006年
2009年
2011年
田中正弘ホームページ




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by niigata-eya | 2017-05-18 19:36 | 今月の土壁
5/2-10
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「浦浜の老漁師」
1971年(昭和46年)旧巻町浦浜
浦浜で老漁師に出会った。(語り 斉藤文夫/聞き手 ブリコール
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海の村は、旧巻町 浦浜。
日本海に面する、角田山麓の海辺の村。
1955年に旧巻町に編入され、現在は新潟市西蒲区五ケ浜と呼ばれる。

定置網やタコ漁、出稼ぎ、塩づくり等で生計をたてたが、
昭和から平成にかけ過疎・高齢化が加速。
漁業は行われなくなり、学校も閉鎖。
今は茅葺屋根にトタンをかけた古い民家がぽつりぽつりと建つ。
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「カイを持つ船頭」
昭和40年代 旧巻町浦浜
浦浜の定置網漁は数人で漕ぐ船で沖に出る。老船頭がカイで舵をとる。

ほかに、日蓮と縁のある創建700年の寺院・角田山妙光寺や地域に残る御判行列の記録、小学校の入学式、網の修復をする漁師の写真等。
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「豆腐の配達をする娘」
1971年(昭和46年)旧巻町浦浜
浦浜の唯一の商店「浜の屋」。娘さんがナベに入れた豆腐を配達しに行っていた。

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一方、カラー写真は、山の村。
三条市の東端、福島県に接する旧下田村に流れる五十嵐川(信濃川の支流)、
その上流に2つの集落「大江と大谷」があった。
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左「山菜とり」1977年(昭和52年)5月 大江
中央「川に飛び込む子供たち」1978年8月 大谷
右奥「谷間の家」1977年 大江
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「花を供える人」1978年8月 大江 
土葬されたお墓に花を供え、手を合わせる女性。
埋葬された人はゆっくり土に還って行く。
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左端「生徒一人の冬期分校」1977年(昭和52年2月)大江

昭和42年にダム建設計画が持ち上がり、村は移転補償条件を受け入れた。
昭和54(1979)年に全46戸が山を下り廃村。
現在は両集落のいずれの場所も、ダム湖「ひめさゆり湖」に沈んでいる。
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左・海の村「浦浜海水浴場」昭和40年代
中央・山の村「ゼンマイ揉み」1978年(昭和53年)5月 大江
右 ・山の村「ウグイスが鳴く山の村」1974年(昭和49年)大江
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会話がはずむ展覧会でした。
連日賑わい、展示室の記録写真を撮れたのは、最終日の終了2時間前。
テーブルに置いているのは、作者がまとめたアルバムです。

出品作品の前後する時間や周辺の記録は、ブリコールさんの手で写真集にまとめられています。写真「集」と写真「展」とで、同じ場面でもコマが違うものがあります。
ブリコールさんは、写真展の29点を、より作者の存在感がないもの、直接写真と見る人がつながるようなコマを選び、時系列ではない順番で空間に配置しました。
作者の目とともに、そのような展示をつくる人の目を見るのも面白い展覧会でした。
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5月3日のトークイベントは、大変盛況でした。
中央:斉藤文夫さん 
左:聞き手をお願いしたブリコールの桾沢厚子さん

被写体の旧下田村大江・大谷集落へはバイクで通われたそうです。当時を振り返り、
「なんだって、(写真を撮るのが)面白くて仕方なかったんだて」
と、斉藤さん。独特の語り口から引き出される笑いもあり、会場は終始和やかでした。
現在、ブリコールさんは、斉藤さんの地元西蒲区に通い、親交を深めています。作品と作者を切り離して考えてきた大倉は、この関係性をとても新鮮に映ると話していました。
(I)

写真集はひきつづき新潟絵屋で取扱っております。
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2017.4.29
昭和の日に刊行された新作写真集
2000円
編集 Bricole (ブリコール)
4枚綴のポストカードもあります















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by niigata-eya | 2017-05-10 22:01 | 今月の土壁
4/22-30
絵とガラスの二人展。

作家のおふたりは、4/29.30在廊予定です。
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器もいろいろ取扱っています。
グラス、酒器(桐箱付)、鉢、オイルランプ、シェード、花器など。
テーブルに置いた時には、
そのものの美しさと思いがけない影の演出が生まれることでしょう。
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砂を高温で融かして制作します。
サハラ砂漠の砂から作った淡い緑色のサハラシリーズ、シャンパン色の白瑠璃シリーズ、そのほか、海馬ガラスさんがある仙台の砂や、山形の月山、新潟の信濃川の砂から作った器もございます。
どんな色をしているでしょう。
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by niigata-eya | 2017-04-25 19:44 | 今月の土壁
4/12-20
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手前「新しい陽」
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左「飛び出す」右「投影」
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「来訪者」「草の群れ」「空に向かう」
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「水のある窓辺」「白い花」「影」「じっと座る」「遠慮深い花」
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左「飛び抜ける鳥」右「小さな花」
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左「ふたつの軸」右「対話」

まずは全体をご紹介しました。
近影の写真をまた来週アップします。
ひるもよるも、絵はそのものがひかりをもっているように眩く、自然と元気になります。
(I)





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4/2-10
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「いばらとおどろ」2016〜2017 ミクストメディア/紙
タイトルは荊と棘に由来する
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↑「未来の石」
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↑「いばらとおどろ」2017
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↑「光あれよ」2017
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↑左「未来の石」 右の3点「いばらとおどろ」

これまで
2016年4月
2011年3月
2010年3月
二人展も

中島さんの話はいつも面白い。
世界は昼からはじまるのか、夜からはじまるのか、という話や、
「絵はすごく動かないからいい、動かしたくて描いているようなところがあるし、だから動物だったのかもしれない」という言葉もあった。










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by niigata-eya | 2017-04-05 00:29 | 今月の土壁
3/22-30
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「枯れてなお」2017
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今回は、人物、手、葉っぱ、草、枝などを描いた37点のドローイングと銅版画20点を展示。
画面はなんとも細く、薄い、たくさんの線がひかれ、紙の上を交錯しています。
梅田さんの個展でいつも登場する虫眼鏡が今回もお伴して、絵の細部を見せてくれます。
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写真になると絵は一層うすくなりますが、絵が弱く見えないと気づきました。
絵の芯は、こういうところに表れてくるのでしょうか。

*梅田恭子ホームページ

*これまで
2010年3月HPブログ
2012年3月HPブログ
2014年11月HPブログ
2016年2月砂丘館


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by niigata-eya | 2017-03-24 19:57 | 今月の土壁
3/12-20
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「異境の花」
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「二人」
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「女性の顔」モノタイプ
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「風景について」

ひるまの絵はスポットを浴びていて美しいけれど、閉店してからの絵にはっとすることがある。
絵がある風景は、空間を美しくする。
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「生きものの居る風景」
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「生きものの居る場所」「異境の花」
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土壁の作品「風景について」「風景」「人と風景」
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「異境の花」
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「異境の花」

藤原祥 在廊予定:3/18.19

これまで


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by niigata-eya | 2017-03-16 19:21 | 今月の土壁
3/2-10
新潟絵屋は油彩を中心に、水彩と銅版画も数点。
お部屋に飾れるサイズの絵をセレクトしています。
会場のようすをぐるり。
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新潟絵屋「塩﨑貞夫展」が、3/2からスタートしました。
砂丘館と同時期開催です。
◎3/4ギャラリートーク
塩﨑さんは、3年前に80歳でお亡くなりになり、もう会うことはできません。
絵は画家よりも長生きです。
塩﨑がすきだったというフォーレの「レクイエム」を絵と聴いていると、絵の中をさすらう心地がします。

砂丘館へもぜひ足をお運びください。
(I)
新潟日報朝刊 2017.3.1
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2/18-28
「イ充つ」は続いていた!
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「イ」
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上「イ合の衆」
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2015年4月の個展 佐佐木實展「イ充つ」
以来、シリーズは続き、今回に至ったのでした。

2/18初日には、ギャラリートークを行いました。
写真:中央が佐佐木さん
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フランス人言語学者Eric Cattelain 主宰のウェブサイト Pantopie にLes Mots de Minoru S. (佐佐木實語録) が掲載されています。佐佐木さんは自身の制作や生きることにかかわる20のフランス語の単語を選び、その単語から連想を広げた自問自答をされています。
ここではその中の4語「écriture」「inspiration」「voix」「langue」を佐佐木さん自身が日本語訳したものをご紹介します。

............................
ÉCRITURE 文字
文字 ― この道具の御陰で我々は思考や感情を分析的に扱うことができる。我々はその有用性、その魅力に依存し、囚われてしまっている。時々文字無しで過ごしたり、文字から逸れて彷徨ったりしてみるといいと思う。
............................
INSPIRATION インスピレーション
何かに着手するときは、自分自身の内なる声に耳を傾けることから始めるべきだ。何かを参考にする前に自分の頭に直感的に浮かぶことを知っておくことは極めて重要だ。一番最初のインスピレーションは「何を欲しているか」を反映している。それは自由な、自分個人の着想だ。そこから手始めの試行に移るのだ。初めから前例に倣うような安易さに走ってはいけない。
最初のアプローチは世に通用しているものとはかけ離れたものになるかもしれない。それはなにより。専門家の中にはそれを突飛で奇妙なもの、根拠のないものと言う人もいるかもしれない。そんなの大したことじゃない。自分の感性のみが感知しえる命題を掘りさげていく最も素晴らしい機会を葬り去ってしまうとしたら、本当にもったいのないことだ。世に受け入れられた考え方を永続させるために我々はいるのではない。
............................
VOIX 声
私の声は私にとってずっと「よそもの」だった。一度も仲良くなったことがない。加えて、私は言いたいことを即座に言葉にまとめることが得意ではなかった。とりわけ口頭で言葉にするのは苦手だった。その結果「口頭で言葉で自己表現すること」がずっと嫌いだった。声の代わりにテレパシーで意思疎通する世界を夢みたことさえある。
幼い頃、書、バレエ、ヴァイオリンを学んだ。これらはみな「口頭で言葉で自己表現する」のとは違うかたちで自己を表出することを可能にしてくれていた。この経験を通して、私は自分の中の「気」に敏感になった。気は声同様に力動する(声と同様に息に関わっている)。その反面、音を発することなく、無言だ。おそらく気は声よりすばしこく、深い。
この「無言の気」に気づいて以来、私は自分の藝術表現における ― 今日私が制作しているドローイングの場合でも ― その存在と重要性を意識している(中心主題であったことはないかもしれないが)。言語とは違って、気は細かく分節化されていない。そのため考えを練り上げるのには役に立たない。しかし、その自然な自発性は作品に決定的な一撃を与えてくれる。
私にとって、この「無言の気」を「声」を通して発現することは容易ではない。できることもあるが、稀だ。両者は一致しない。前者は私により近いところにあり、より上手く働いてくれるのは私が黙っている時だ。
............................
LANGUE 言語
言語は意味を生成するのに便利な道具である。しかし意味ばかり追い求めていては息が詰まる。意味は本質的に脳の仕事だ。脳から出よ。カラダの活気に助けを求めよ。言葉がカラダを通過するようにしよう。器官を通過するようにしよう。歌にしよう。演劇にしてしまおう。声の力動で、身振りで、意味をかき混ぜるのだ。言葉を書き記す時には、奇天烈なグラフィックで意味を揺さぶろう。全てやってみよう。さもなければ、意味の重さに押しつぶされてしまうかもしれないから。


佐佐木さんは、いまは「イ充つ」の時代です。
それ以前について、ご興味がある方は、次のページを開いてみて下さい。
佐佐木實ウェブサイト

さらにご興味がある方はこちらへ…
2011年4月 新潟絵屋での個展
2011年4-5月 砂丘館での特別展示
2011年11月 北書店
2014年2月 新潟絵屋での個展
2015年4月 新潟絵屋での個展

これからも、たのしみです。(I)



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by niigata-eya | 2017-02-24 20:00 | 今月の土壁