カテゴリ:今月の土壁( 275 )

2/2-14
清水伸さんの個展は、1991年から2017年までの26年間の作品で構成しています。
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「いろは」「自然」と画面に描かれた作品は、「夜の五合庵」シリーズ(2014-2017)。
良寛の書の美しい線をストライプの上にのせたかったといいます。
白く抜かれた部分は紙の白。
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「夜の五合庵」シリーズの「道白雲」(2017)。
サイズだけでなく、青の色合いが異なります。
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左「コックピットのオーロラ」2014
右「出撃の前夜」2011
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広島に原爆を落とした戦闘機が出撃する前に、もう1機、10数人が乗り込んだ飛行部隊がいた。
乗組員たちは、任務を遂行せずに、逃避行し、ある土地に上陸する。
不時着した先で、若者たちはオーロラを目にしたのだった。
これは、清水さんの想像で、その若者たちのひとりひとりをこれから描いてみたいのだと話している。どうしてこのような絵を描きたくなったのか。
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2月9日のギャラリートークのようす。
終わってからも、話はつきません。
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「コックピットのオーロラ」は、戦争に子を送り出した母親の視点で描いたといいます。
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1991年の作品。朝日新聞歌壇俳壇カット連載の原画。
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2006-2007のドローイング
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夜の五合庵シリーズ「一二三」

良寛の作品をモチーフに選んだのは、フランスに長く住んでいて、外から見る日本や新潟を常に意識するうち、次第に興味が深まり、良寛の生き方や言葉に共感し、それを伝える自分なりの方法を見つけたのが、今回の「夜の五合庵」だったといいます。

今回は、同時期に、新津美術館羊画廊で清水さんの作品をご覧いただけます。
新津では、佐渡の杉を色鉛筆で写実的に描いた新作や、「出撃の前夜」のように抽象的で美しい色パズルの大作があります。
羊画廊と絵屋とを両方見てくださる方も多く、羊さんでは3人展なので、別な作家との組み合わさりから見えてくるものがあります。
(I)





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by niigata-eya | 2018-02-12 17:26 | 今月の土壁
1/22-30
*作家在廊予定日:1/26.27.28
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上「prayer」2018
「daydream」2012
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上「fact」2016
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上「蜉蝣」「feeling」
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上 「eye」2018
「夢想」2018
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上 左から「死と少女のエチュード」2017
「白い記憶」2018
「横顔」2018
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上 左から「escape from fuss」「line of sight」
右「boarder line」
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上「earth」2018

清田悠紀子さんは1977年新潟市出身の画家。
新潟では初の個展です。
新年に突入してまだ間もないですが、2018年の制作となっている作品が9点あります。

*1/26(金)18:30〜清田悠紀子展ギャラリートーク「人物画を描くこと」

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by niigata-eya | 2018-01-22 18:46 | 今月の土壁
1/12-20
2018年最初の展覧会は、記録的な大雪とともにはじまりました。
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初日は大雪に見舞われましたが、
街全体がデコレーションケーキのようになって、おめでたい景色でした。
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雪灯りに照らされて、作品は一層美しかったです。
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コーヒーを画材のスパイスにして描いた新作でした。
とても和む、そして香り高い内容の展覧会でした。

いろんな場所に出かけては、あのひとのあの絵が合いそうだ、などと考えてしまいます。
今後もいろんな場所で三瓶さんの絵を思い出しそうです。
「あのときのあの絵をもう一度見たい」
そのようなお問い合わせは、お気軽にお寄せください。
(I)

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by niigata-eya | 2018-01-10 09:00 | 今月の土壁
12/2〜10
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「蕪好きは長生き…」「どんな蕪が好き?」「剥いで山積みにしよう」「使って味わって…
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「風遊ぶ丘」シリーズ 
「葡萄園の小径」「薔薇の風」「隣人の笑み」「蜜蜂の羽音」
どのタイトルがどの作品か、わかりますか?
「隣人の笑み」はナスの絵です。
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今年、ヨーロッパを旅して、市場を訪ね、描いたもの。
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やりんご、オレンジ
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このたび、とあるレストランに、
アンティチョークの絵をお買い上げいただきました。
絵は、食卓に特別な華を添え、
立派に活躍することでしょう!
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↑「アスパラガスの話」
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↑「佐潟水源の気配 petits naiades(小さな水の精)」2010
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↑「鯖の日 Jour de maquereau」2014
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↑「はまぐり」2017
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春と初夏の「金麦」2014
大作は広い空間にきっと映えるでしょう。
1点ずつでも、2点組み合わせても、
この2点を、半年ずつ飾るのもきっといい。
掛け替えに伺います。どなたか、いかがでしょう。
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オープニングの模様
絵に囲まれて、和やかな晩餐会。
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企画者の伊藤純一が、内田さんにインタビューしながら、作品にまつわるエピソードをお聞きしました。
アスパラガスも壁の裏側で話を聞いています。
そのひとつ、
「PIYO MARU」誕生の秘話を書き添えます。
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↑「PIYO MARU」

「PIYO MARU」誕生のうらがわ
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電気カーペットで温めて
27日目、殻が動き出しました。
6月19日のこと。

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7月16日
鴨の赤ちゃんは、ピヨ丸と名付けられました。
室内で育られ、犬とも仲良く暮らしていたそう。
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10月10日
日に日に羽が生えて来て、模様がステキに。
「PIYO MARU」の印象的な形のイメージが、ここに。
ピヨ丸は、よく空を見ていたそうです
ピヨ丸の幸せについて、家族でよく相談した末、
自然界に帰すことに。
絵は、ピヨ丸の模様と、ピヨ丸が見ていた空のイメージを重ね、描かれました。
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 内田美代子さん
会期前半には、内田さんがFMポートさんの人気番組「モーニングゲート」(ナビゲーター:遠藤麻理さん)に生出演され、放送を聞いて訪ねてくださった方々もいらっしゃいました。(I)

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by niigata-eya | 2017-12-07 19:58 | 今月の土壁
9/2〜10
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上「道」黒谷和紙に染めました
下「花火」京都丹後風景からイメージしたもの。幼い人の手には花火が。
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「人間」シリーズ
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「乳すい」
丁寧に糸を引くと、赤ちゃんは転ばずにお母さんの元に辿り着きます。

松本さん、会期中は手拭いを染めるワークショップや特注の手拭い制作もされていました。
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どんな風に作品が生まれるのかが、ろうけつ染め体験から見えてきました。
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翌朝
脱ロウ作業
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ワークショップは3回。
参加者に作業工程を説明するとき、絵屋の神をテーマに描いてくださいました。
会期中はいつもの旗をお休みして、その手拭いを外に掛けました。カッパもお目見え。

外でのワークショップは、天気がよくてさわやかでした。
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みなさんが帰ってから定着剤をハケで塗り、乾かし、
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脱ロウ、洗浄。
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特注手拭い制作風景


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by niigata-eya | 2017-09-18 12:33 | 今月の土壁
9/12〜20
妄想

華雪の「顔」を見て、自分の顔を考えた。
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人と会っているときの顔、会っていないときの顔。

どちらのときも、自分の顔は、自分で見えない。会っていないとき、顔があることを忘れていたりする。
忘れたまま、人の前を通りすぎて、「怖い顔をしていましたね」と言われたことがあった。

人に会うと、その人の顔が見える。
その人には、自分の顔が見えている。
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顔の字は、<頁>が顔で<彦>は化粧を表しているとのこと。

化粧は、自分の顔を見る他の目に向かって盛り上げられるでっぱりで、華雪の「顔」の「彦」は、最初自分の顔の化粧かと思って見ていたが、
もしかしたら、自分にめりこんでくる、向かい合う人のでっぱり(化粧)かもしれない--そんな想像に、ドキリ とした。
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(O)


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by niigata-eya | 2017-09-18 09:00 | 今月の土壁
8/22〜30

おかえり展は、新潟絵屋でお買い求めくださった作品を、所蔵者の方からご出品いただいて構成するグループ展です。

17作品が集まりました。

作品には、それぞれ所蔵者の方のコメントを添えてご覧いただけるようにしました。絵のその後、人と絵のドラマ、絵のある暮らしが見える展覧会になりました。

絵の顔ぶれ
○アンティエ・グメルス「野原でリンディ・ホップを踊る4匹のウサギたち」
○インゴ・グメルス「Blessing」
○相田諒二「message」
○片山健「春の皿」
○栗田宏「而今」、無題
○坂倉新平「楽しみがくる」
○佐藤哲三「レダ」
○末松正樹「ペルピニアンの素描」
○中島佳秀「いばらとおどろ」
○野中光正  木版画+ミクストメディア
○蓮池もも「光」「島」
○広田郁世「商店街の空」
○森敬子「少女」
○村井勇「ロオリング」
○八木なぎさ「巡礼」

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上・佐藤哲三「レダ」
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最終日、「(所蔵者の方から)連絡もらったんさ」と、相田諒二さんが自身の作品と再会に訪れました。当時、展覧会を紹介していただいた新聞記事を見て「そーいんさ」と懐かしそうに眺めておられました。

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ちょうど、おかえり展のはじまりに入荷したのが、この本。新潟絵屋は、実は一度休廊しています。以前の建物を解体し、上大川前通の現在の土地で営業を再開したのが2007年6月。再開後、ふたつ目の展覧会が「太陽がいっぱい 若槻菊枝展」でした。その若槻菊枝さんの伝記が熊本日日新聞より、ことし7月末に刊行されたのです。(奥田みのり・著)
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絵屋便のバックナンバー(2000年〜)も、すべてご覧いただけるようにしました。木製ソファはNob Craft Homemade Furniture、クッション(カバーは和紙)は村山みどりさん。これもおかえり作品のひとつでした。

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by niigata-eya | 2017-08-30 13:36 | 今月の土壁
8/2-13
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日本の妖怪のお話からイメージを膨らませて、制作された本。ろくろ首や天狗などが登場します。

8/3トークイベント
聞き手 高橋郁丸/通訳 高橋景子/司会 大倉宏
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トークで紹介しているのは、もうひとつの本。昨年はじめて来日して訪ねた熊野古道を、スペインに帰ってから本にしました。

8/2には、新潟日報さんが取材して下さいました。
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この記事をご覧になって足を運んでくださった方も多数いらっしゃいました。記者の方と高橋景子さんのスペイン語通訳、どちらも誠実さを感じるお仕事で大変助けられました。
カルメンさん、母語はスペイン語ですが、日本でのやりとりのほとんどは英語でした。
それが、最終日までにすこしずつ日本語も覚え、筆記や気合いで通じる場面もあり?言葉を越えた、たのしい交流がたくさんありました。
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会期中には、マトリョーシカ人形(21,600円で販売中)を完成させてくれました。
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それに、庭にきのこが生えてきました。
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最終日は8月13日で、新潟のお盆のはじまり。
作品を撤収したあとに正福寺さんを訪問しました。お盆について説明しながら、あらためてなんだろうと考えてみたり、カルメンさんの目にどのように映っているのだろうと想像したりしました。
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新潟まつりの民謡流しでは、高橋郁丸さん絵付けのお面をつけて踊りました。
8月15日、カルメンさんは新潟を発ちました。
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遠いスペインの地に帰っていくカルメンさんのことが、見えない存在たちに重なりました。
見えなくとも思うことや、世界は広く、つながっていること。

(I)

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by niigata-eya | 2017-08-13 16:54 | 今月の土壁
7/22-30
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絵の井田さんが入口でお出迎え
「自分で髪を切りたくなった自画像」
2017年 油彩/キャンバス
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「坪井の海水浴場」
2017年 オイルパステル、色鉛筆/ボード
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土壁の花は、連作のパステル画
左「よく咲くスミレ半額75円」
右「まだまだよく咲くスミレ」
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「布団」2016〜2017年 油彩/キャンバス
年末年始に描いていた作品。
絵を描くために、制作期間は畳で寝ていたそうです。 
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右「呉の海」
左「窓辺のローレライ」
実は左の作品は、本の挿絵になっています。
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右「音の鳴る実」
奥に田代草猫 句集「猫」の挿絵原画を展示しています。
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昨年は、井田さんがパッケージイラストを手掛けたちりめんふりかけが好評でした。
滞在先の広島県呉市音戸では、ちりめん、いりこ、牡蠣などが収穫されます。
今年は、スタンダード(1296円)のほか、さらに新発売の青山椒(1512円)や二個入りのギフトセットも加わり、追加で取り寄せるほどの人気です。
音戸のことを話す井田さんは、観光大使のよう。
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滞在先の音戸では新潟のことを伝えてくれているのでしょう。
(I)










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by niigata-eya | 2017-07-26 20:04 | 今月の土壁
7/12-20
鳥、鳥、鳥!
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器はショップにて即売しました。
家シリーズが今回も数点あり、本展終了後に、あるお宅で飾っている様子を見せていただきました。あるときは廊下に。
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またあるときは洗面所に。
家の中で移動する家です。
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Tさん提供の写真とコメントより
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by niigata-eya | 2017-07-20 15:32 | 今月の土壁