1月13日は、ギャラリーみつけでトークイベントを行いました。
アンティエさんはドイツのゴールドベルグという町に住んでいらっしゃいます。
今回は、イーゼルの上にアンティエさんのお席をつくりました。
これまでの作品の変遷を、画像で紹介しました。
※上の写真は、新潟絵屋が解体移築する前の、オープンして間もない頃の外観です。
上:夜曲
上:Looking Inside
このときは、卵や石に描いた作品もありました。
トークは新作の「Dance of the Elements」に囲まれて。
この「Dance of the Elements」は、シリーズ1とシリーズ2で構成されており、描かれた順に作品を並べました。
作品にはそれぞれナンバーが振ってあるのです。
一点一点を描いた順に見たり、全体で見たり、組み絵で見たり、さまざまな見方ができます。
105点の中でいちばん惹かれる一点を探そうとすると、悩ましくたのしく、何巡もして、ときを忘れました…。
シリーズ1とシリーズ2の移ろいも面白いです。
シリーズ1と2の間には、「no number」があります。
左側の壁面の左から三列目、上から二段目がno number。
その左側の赤い絵がシリーズ1の最後
左側の壁面の左から四列目、上から二段目が、シリーズ2の最初です。
no numberは、シリーズ1の終わりなのか、シリーズ2のはじまりなのか、謎めいた一枚です。
「Dance of the Elements」絵巻の一部
最後に大きな新作を見せていただきました。
トークは日本時間14時からでしたが、ドイツでは朝の6時。
墨絵の「黄金山の日記から」に登場するアンティエさんのお家の早朝の実写映像を見ることができました。
現在の暮らしを絵と言葉で綴った「黄金山の日記から」と抽象画「Dance of the Elements」。
今回、ふたつの展示室でご紹介しています。
アンティエさんによると、「黄金山の日記から」は外側の、「Dance of the Elements」は内側の日記とお話しされ、深くうなずけました。
1月13日は雪が降りました。
ドイツも寒いことでしょう。
冬の間も、黄金山の川べりでは、毎夜うさぎたちの宴会が開かれているのでしょうか。