2017.2①緑川俊一展

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緑川俊一さんは、長らく「ひと」「かお」を描いてきた。
今年70歳。
プロフィールには、 「1947年東京都生まれ。67年絵を始める。」とある。
これまでに緑川さんからどのくらいの人口が生まれたのだろう。

2001年7月 新潟絵屋での個展
2009年6月 同
2013年3月 素描2人展 緑川俊一・吉田淳治

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左「かお」コラージュ 2005
右「ひと」ドローイング(ダーマトグラフ)2016

今回は、最新のものと旧作とが入り交じっている。
モチーフは「かお」「ひと」にこだわりながら、
技法はドローイング、版画、コラージュ、フロッタージュなど様々で
画材もダーマトグラフや油彩水彩など色々用いてきた。
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2016 コラージュ 水彩とダーマトグラフ
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洲之内徹『さらば気まぐれ美術館』、
「女のいない部屋」に緑川さんのことが語られる。
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現代画廊の案内状は1986年と1987年のもの。
そのなかで、洲之内さんは
「緑川さん(とその絵)に感謝していることがある」
と書いている。その部分を抜粋する。

 いつだったか、顔をテーマにして顔しか描かず、しかも何百枚も顔を描き続けている緑川さんに、この一枚一枚に一枚一枚の個々の顔のイメージがあって描くのか、と尋ねたことがあった。すると、彼は、そうではない、線を引きたい欲求がまずあり、色を置きたい欲求があり、そうして一枚の絵が生まれたとき、それがイメージなのだ、と答えた。
 答えはそのとおりだったかどうか、もう思い出せないが、しかし、緑川さんの言葉を聞いて、そのとき、イメージとはどういうことか、私は肝に銘じて分かったような気がしたのだ。有難かった。
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「かお」2006 コラージュ 

2/10(金)
この緑川俊一展会場で、堀川久子さんに踊っていただいた。堀川さん自身は、公演後に次のように書いて下さった。

昨日の緑川俊一展での踊り、どうだったでしょうか?どこから始めても、どこで終わってもいいような踊りであったように思います。もしかしたら、浮かぶような空気感もあったのかもしれませんが、私の昨日の踊りはどんどん凝縮していきました。お客さんがとても近いこと、無音の時間をさらにお客さんたちが研ぎ澄ましたこと、私はその空気の粒に踊らされていたように思います。
これで良かったのかどうか、、その緑川さんの描かれた顔が通り過ぎますが、、それは顔なのですが、顔でなく、姿にも見えますが、姿でなく、なにかを形容しているのではなく、それぞれの映しであるというようなこと、私がその場にいることなのだというような気がしました。

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緑川さんはどうして「かお」や「ひと」なのだろうと考えるけれど、緑川さんにとってはそれ以外に形容しようのないものがあり、どうしようもなく一枚の絵が生まれるということがひたすら積み重ねられている。

会期中は、新潟市美術館「木村希八さんの贈り物」で、緑川さんの版画が出品されていたので、2会場をまわって下さった方もおられた。
(I)






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by niigata-eya | 2017-02-09 19:19 | 今月の土壁