色について

もう終わってしまった展示だけれど、村山耕二さんのガラスを、しつらえた台に並べ出したとき、夜だった。光を通す物質の美しさにふるえた。

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身体を動かすと、光がいろいろな速度で、すばやく、あるいはゆっくりと、ガラスのなかを走っていく。
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壁に野中光正さんの絵をかけたら、絵の色に照らされて、ガラスの色が見えてきた。
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ガラスはサハラ砂漠や仙台の川原の砂を溶かして生まれた。色は素材の、モノの色だという。
野中さんの絵の色も、一見強くあざやかに見えても、絵の、画像の色ではない「モノ」の色の感じがある。ガラスの色に照らされて、絵の色の隠された質が、秘密が、見えた気がした。
それらは土や紙や木でできている絵屋の色も、静かに照らしだした。 (O)

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野中光正・村山耕二2人展 
2015.2月5日(木)〜2月15日(日) 新潟絵屋
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