眠るこども

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片山健さんが展示室の格子戸に絵を描いてくださった。
6月11日のこと。
描くことに決めた片山さんは出掛け、大きめの青いアクリル絵具のチュウブと刷毛を1つずつ買い求め帰ってきた。
30分ほどで描き上げた。
黒は最後にすこし描き足した。

戸は2000年にオープンして以来、使っている。
和紙は、2007年の移転リニューアルオープンのときに張り替えた。
格子戸の壁面は上にレールがあるが、木の部分に鋲や釘を打ち付けて作品を掛けることも多いから、無数の穴が開いている。
11年間ずっと内側を向いていた面があり、外側を向いていた面があった。
内側の面は、ずいぶんといろんな作品を見てきた。

6月21日
会期は無事終了し、元の状態に戻すため、格子戸を裏返すことにした。
そして、元は東の陽を浴びていた面に和紙を張った。
和紙を張っただけでは格子模様が気になるので、これまでもそうしてきたように、外側の面にはクラフト紙を張り遮光した。

現在、片山さんの絵は紙の毛布に包まれ暖かな陽を受けて眠っている。
眠るこどもは展示室からも、外側からも見えない。
けれども確かにそこにいる。
12年目が始まった。
(I)
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