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はじめに
食べもの、飲みもの、着もの、履(はき)ものという言葉があります。
「みるもの」は「見るもの」つまり目で見るものです。

私たちの周囲にある大方のモノ は目に「見えるもの」ですが、それだけではまだ「見るもの」ではありません。咲いている花を人が見て、何かを感じた時、花は「見るもの」になります。
その感じが「いい感じ」なら、それは「いい見るもの」。(ここで言う「いい」は「きれい」「ここちよい」「おもしろい」という以上の意味を含んでいます。)
「美術作品」はそのような「いい見るもの」 となるべく、人の作る「見るもの」だと言うことができるでしょう。
「いい見るもの」には、ある場所に、あるふうに置かれると、そこを「よいところ」 にする力があります。(ここで言う「よい」は「調和している」とか「合っている」とか「いい雰囲気だ」という以上の意味を含んでいます。)

いい「みるもの」とよい「ところ」。それらを「いい」と感じる 「人=わたし」が歩いたレポートです。
# by niigata-eya | 2012-05-15 12:03
2012.5②八木なぎさ展


土壁の作品:「窓」

(2011年 リトグラフ 35.5×100.5cm)


作家在廊日:5/13.19.20

# by niigata-eya | 2012-05-15 12:03 | 今月の土壁
2012.5①池田早季恵 陶の縁起物展



絵屋のゴールデンウイークは、佐渡・城南窯 池田早季恵さんの、陶の縁起物をご紹介しています。
七福神、福助、お多福、招き猫、達磨などなど。
期間限定の福福しい絵屋になっています。

池田さんの作品は、型から作られます。
前回の動物達もそうですが、人形の動きや表情がよく、見ていて心がほぐれます。
紐や座布団などで作品一つ一つをより個性的に引き立てる工夫も、池田さんならでは。


◉6日は、陶の楽器・オカリナのコンサートがあります。

朱鷺オカリナ〜はっぴーそんぐこんさーと
演奏:池田脩二
16時〜/新潟絵屋にて/無料


今回、土笛の制作に挑戦されたそうですが、穴の大きさで音が変ってしまうので難しく、同時に面白さに出会えたと聞きました。
土笛には福助(!)の絵付けが施されています。
(I)

# by niigata-eya | 2012-05-04 06:45 | 今月の土壁
2012.4③森敬子展


土壁の作品
左:「浜辺」
右:「海辺」

ふたつの海が並んでいた。
空も海も、広い世界で繋がっている。
人が作り出す想像の世界に、絵というある種のあらわれがあり、それを介して人と人が出会うことは、とても素敵なことだと思う。

森さんの絵の不思議を考えるとき、「しびれ」という言葉が浮ぶ。
正気に戻って振り返ると、しびれてしまっていた。
このしびれは思考の飛躍とも関係があるかもしれない。

毎回、さまざまな絵と人の出会いがあるけれど、今回特に心に残ったのは、作家さんの反応が多かったことであった。

それから、もうひとつ。
漆喰に掛けた「種のひみつ」は、どうしたことか草むらに魚が立って(浮んで)いた。
魚は透けていた。
森さんに尋ねると、
「うん、そうなってしまったの」
と仰った。

右:「種のひみつ」

森さんは魅力的で、どうもしびれてしまう。
(I)
# by niigata-eya | 2012-05-04 06:04 | 今月の土壁
かわ

しんぞうさんの新潟での初めての個展が砂丘館ではじまった。
近作を中心に、しんぞうさん自らが展示を手がけた。

しんぞうさんの絵を見ると、ドキッとする。自分しか知らないこころの中の「やわ」な部分を、のぞかれているような気分。。。
一階の人物画は、みな実在の人を描いたのだそう。
写真にもうつらない、友達にも見せない、見られたくない、誰もいない時の自分の顔をそこにさがしてしまう。

一見すると不気味にも、眼をそむけたいくらい不快にも受け取られかねないその人たちを見つめていると、そのうちになぜだか親しみのようなものを感じてくる。
いつも明るく、しあわせでなどいられない。
むなしさも、さみしさも、ある。
それが人なのだと、妙に安心してしまう自分が、いるからなのかもしれない。
(小)


特別展示しんぞう 「あなたの心の裏の河」
2012年4月17日(火)〜5月6日(日)
休館日:月曜(4/30は開館)、5/1
9時〜21時 
会場:蔵(ギャラリー) 観覧無料

私は人間の内面に興味がある。
日常の中で人は自分の役割を演じ、本来の感情を表に出さないよう躾けられている。
それが習慣化すると本来の感情にフタをしてしまい、気が付くと自分の本心というものが、なんなのか分からなくなる。
しかし、ふとした瞬間に皮がはがれ、自分自身を垣間見ることがある。
私はその瞬間を、作品に写し取りたいと考える。
人間の心の闇に潜む感情をさらけ出すことにより、もっと深いコミュニケーションが取れるのではないか、と考えている。
(しんぞう)
# by niigata-eya | 2012-04-21 19:52 | 砂丘館
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